私は先端部(頭、手、足)の保護だと考えます。要はヘルメット、グローブ、ブーツは良いモノ使えってことです。
ってなワケで今回もグローブは "オシャレ感" とか無視でレーシンググローブ一択。選んだのは大好きなAlpinestarsの SP-1 Leather Glove 8115 ってモデル。
Alpinestarsの中ではミドルクラスの製品なんだけど、トップカテゴリーがハイエンドすぎるだけ(笑)なので、並のメーカーのトップエンドのレーシンググローブなんかより全然高品質。
グローブってのは保護性能と装着感、可動性という一部相反する要件を全て満たさなければいけない難しい製品。メーカーのノウハウや経験がハッキリ出るんですよね。
その点、Alpinestarsは長年世界中のトップカテゴリーのコンペティションで戦い続けたメーカーなので引き出しの量と質が段違い。このグローブにしても7種類の素材を可動や保護要件を考慮して、最適な場所に最適な素材を最適なパネルに切り出して丁寧に縫製する念の入れよう。
使用素材と割合が記載されたタグ。どんなに良い素材を使ってもパネル形状や縫製によっては台無しになる。 Alpinestarsは全てにおいて信頼出来るメーカー。^^ |
特に差が出るのが掌側。感覚が繊細で "モノを掴む" という動作がついて回る難しい部位。 可動性やフィット感に加えて保護性能や "滑り止め" といった機能要件を満たす為に複数の素材が複雑に切り出され、組み合わされている。力が掛かり常に擦られる部分でもあるので縫製技術も重要。 |
甲側にはカーボン製のナックルガードを装備。バイクグローブはグリップを握ったうえにスロットルを捻るという動作が常に必要になるので "逃げ" を含む形状でノウハウの差が出る。Alpinestarsはその点でも完璧。 |
小指と薬指は連結されている。これは転倒時に小指が持っていかれない様にする為の措置。 コンペティションメーカーならではの気遣い。^^ |
これだけ複雑な仕事がされているにも関わらず装着感はあくまで自然。異物感・違和感は全く感じず自分の掌が拡張された様な印象。ここまで掌を研究し尽くしたメーカーって他には無いんじゃないかな。^^
この星のマークには絶対の信頼を置いてる。 |
RAMA II との相性もバッチリ。^^ |