2017/06/03

凄い破壊力...

今日は早朝に出かける用事があったので、守谷SAで朝食を取り涼しいウチにと霞ヶ浦までプチTRGしてきました。
久しぶりにゴーグルで走ったけどやっぱ快適♪

ここは整備されててノンビリするにはイイんだけど朝早かったせいかトイレが開いてなかった... (>_<)

徐々に日差しも強くなってきたので帰路についたんですが、調度ルート上に400Xを購入したホンダドリームがあるので大型免許取得の報告も兼ねて立ち寄ることにしたんですが...

赤いゼッケン付けた人がイッパイいて何かやってる... どうも年に一度の大試乗会当日だったみたい。(ウチには案内きてない! >_<)

話題のCBR250RRも置いてありますネ。いやぁ250とは思えない高級感。ってかマジで250とは思えない値段なんですが(笑)
ちょっと跨がらせてもらったけどコンパクトで非常にイイ感じ。もちろんセパハンなので前傾はキツイんだけどハンドルがそんなに遠くないので、無理な感じは全く無し。そのくせ窮屈な部分も無くて非常に良く考えられたポジションになってる。SS好きにはタマらないんだろうね。
CBR250RR。複雑な造形で超カッコイイ!

そんなこんなで店員さんと話してるウチに、「せっかく大型取ったんだし、予約も空いてるんでアフリカツイン乗ってみます?」ってコトに...
教習所出て初めて乗る大型バイクが超大型(笑)
しかもDCTに乗るのも初めて。とりあえず一通りDCTのレクチャーを受けたり足付きを確認したりしてるウチにスタート時間に。
他のバイクと並んでも一際デカい(笑)

え〜... 一言でいうと 本気で欲しくなりました(爆)
まず走り始めてすぐ分かるのが強烈なトルクの塊感。もちろん1,000ccですからトルクあって当たり前なんですが、270°位相クランクの鼓動とパルス感のあるエキゾーストサウンドがそれを更に強調します。とにかくアクセルのツキが良くてどんな状態からでもバリッ、バリッと弾ける様に加速することが出来ます。

乗車姿勢も理想的。高いシートの効果で非常に見晴らしが良い。400Xだってそれなり大柄なバイクですが全然違う。10cmぐらい高いトコに頭がある感じ。初めて自分の体格に合ったバイクに乗った気がします。シートが高いと心配になる足付きもタンク後端からシート前端が細く絞り込まれてるので見た目よりは全然良好。ノーマルシートのローポジションで両足踵が数ミリ浮くぐらい。全然不安は無いですネ。

この絞り込みは運転中にも非常に効果的でニーグリップも無理無く自然な感じ。スタンディングでも動きを阻害するような張り出しは無く、ステップ位置が適切なのも合わせて400Xよりコントロールしやすい印象。
窮屈なとこや無理してるとこが皆無でコレなら何時間でも乗ってられそう。^^

そしてDCT(Dual Clutch Transmission)を始めとするハイテク装備!
DCTはDモード、S1〜S3モード、MTモードを走行中に切り替え可能。更にクラッチ制御をレスポンス重視にするG-スイッチも装備。トルコンは3段階のレベル設定に加えて解除も可能。ABSも後輪のみオフにして意識的にロックさせるなんていう上級オフ車乗り向けの設定も出来ます。

各モードの設定状況やETC、グリップヒーターの温度設定等まで表示できるインフォメーションパネルもかなりのイケメン。これ見てるだけでもテンション上がります。^^

初めて乗ったバイクのDCTですが感動モノでした... 非常に制御が細かく繋がりもスムーズなのでいつシフトアップしたか分からないレベル。それでいてトルコンでは無いので全てがダイレクトでアクセル操作にビシビシ反応します。

一番穏やかなDモードでも街乗りで負け知らずの加速性能でしたが、Sモードは更にスゴい... 高回転まで引っ張る様になるのでサウンドも含めてめちゃめちゃワイルド。とんでもないパワーとトルクの塊に跨ってるんだってコトを強烈に刻み込まれました。^^;;

この強烈なパワーソースを手懐けるには私の技術じゃ全然足りてませんね。トルコン&DCTがあって初めてスムーズにコントロール出来る気がする...

DCTの唯一の不満は変速が上手すぎて高揚感が無いことかな。減速時に「ウォン、ウォン、ウォーン」とブリッピングしながらギアを落としていく行為そのものでテンション上がったりするンですが、DCTはブレーキ握るだけでスッと減速しちゃう。そのくせそのまま停止も出来るし途中で再加速かけても常に適切なギアに入ってる。ブリッピングもしてるんだけど最低限で「クックックッ」と回転が合ってしまうので可愛げが無い。無駄なのは分かってるんだけどもうちょっと派手に空ぶかししてくれれば... ^^;;

ちなみに乗車感覚だけど、これだけ大柄なのに走り出すととにかく軽い。フロントが21インチなのでクイッ、クイっと曲げてく感じじゃ無いんだけどリーンへ入る時に重さを感じることは皆無。重心が適切なのか極々低速域での安定感も特筆モノ。0km/hまで全く足を出さなくても不安を感じない安定感。

サスはかなり良いものが使われてるみたいで、硬く無いのにしっかり抑制されてて路面の凸凹を押さえつけて上体を揺らさないといった乗り心地。400Xでは常に路面状況を意識して必要に応じて身構え無いとふっ飛ばされるのでこのイージーさは目を疑うレベル。

これが本物のビッグオフ(アドベンチャー)なんですね...
これ知っちゃうと400Xはアドベンチャー風の外装付けた普通のロードバイクだったんだというコトを思い知らされます。冒険バイクの懐の深さは想像を遥かに越えたモノでした。

とにかくワイルドで、そのくせ懐が深くて乗り手を疲れさせない。400Xのお上品で乗り手を疲れさせないのとは全く別ベクトルのバイクでした。私の好みはもちろんワイルドな方。完全にベタ惚れしてしまいました...

とはいえ400X買って一年経ってないし、ローンもガッツリ残ってる。ロードスター売ったお金はスッカラカン(笑)
悩んでもどうにもなりませんネ。(T_T)

あぁ、でも欲しい...