2024/04/24

グ〜ルグル(ス〜リスリ)

先日、Monte Carlo Rally を買った時に「ラインナップ完成」的なコトを書きましたが、舌の根も乾かないウチにまたハンドル買っちゃいました(笑)


形状的にはH型、D型、丸型と揃って、本気であの時点ではコンプリートしたつもりになってたんですが、その後数日間ETS/ATSやってるうちにフツフツと「トラック専用に一本欲しい」となってしまって... (^^;;

と言うのも、トラック運転する時ってレースやラリーと違ってグローブせずに素手でハンドル握るんですよね。トラックってロックtoロックが5回転なこともあって、頻繁にクルクル/スリスリするんですけど素手でそんなことやってるとスエードが痛む(ヘタる)んじゃないかと心配になってきちゃったンですよ。

ウチにある中では一番高価いハンドルだし、本業(WRC)でヘタるならまだしも、副業(ETS/ATS)でヘタるのは勿体ないなと。^^;;

この3つのエンコーダーが派手に手にぶつかる...

加えて、Monte Carlo Rally のボタンボックスってちょっと前に飛び出す形状で、ラリーなら全然問題無いんですが、トラックで持ち替えつつスリスリなんてやると結構な頻度で手に当たるんですね。不快だし勢いでボタンボックス壊してしまったら目も当てられないじゃないですか?

まぁ一番の理由は「交差点や車庫でもっとデカいハンドルをグ〜ルグル/スリスリ〜したい!」なんですけどね(笑)

Monte Carlo Rally より直径で2cm大きいだけだけど握った印象は全然違う

ってなワケで、Fanatecで最大径となるφ350mmの ClubSport Wheel Rim Classic 2 をポチってしまいました。丸型、大径、表革、ボタン無しと今回の条件にバッチリ合います。
このハンドル自体はそんなに高いモノでは無いんですが、Podiumハブ、QR2、パドルが馬鹿高くて総額は結構イイ値段になっちゃいました。こんなコトなら値上げ前に決断しておけば良かった... (T_T)

コイツらが高いんだ... orz

高くない割にはクオリティは上々。金属部分の加工も丁寧で上質だしグリップの革もサラサラでとても触り心地が良く、剛性もしっかりしてるので「良いモノ触ってる」感が手からバシバシ伝わってきます。

造りはかなり良い。シンプルな見た目だけど上質さで迫力が出てる (^^)

特に金属部の加工はかなり美しい

今回のハンドルはボタンが全く無いので、ライト・ワイパー・ウインドウ開閉・イグニッション・スターター・パーキングブレーキ・トレーラー脱着・オートクルーズ・左右確認といった機能類は全て Stream Deck でカバー。唯一ウインカーレバー代わりにパドルを付けて、左右ウインカーだけはハンドル側で操作出来る様にしました。

トラック専用なので待望のハンドルスピンナーも装着。装着は一工夫して付属のクランプベルトを使わず、スポークの穴にダイレクト装着。スリスリしてる時にクランプが手に当たるとめっさ痛いし、クランプを長時間付けてるとグリップ痛めそうなのでこの装着方法はアリでしょう(見た目はあまり良くないけど...)。これで思う存分グ〜ルグルを楽しめます。

本来はコレでグリップを挟んで固定するんだけど手に当たるのでゴミ箱行き!

スポークの穴にシンデレラフィット ^^;;

とりあえず昨夜ATSで3箇所に配送してみましたが、結果は上々。直角コーナーが圧倒的に曲がりやすくなりました。ハンドルの握りが細めで大口径なのも雰囲気バッチリ。クラシカルな見た目もケンワースのW900に絶妙に似合うので、ニヤニヤが止まりませんデシタ(笑)

変な見た目だけど最高に使い易い (^^)v

今度こそ一軍ラインナップ完成ですね(?)。


2024/04/13

本物っっ!!!

いつ見に行っても売り切れで、もぉ日本に入って来ないんじゃないか? と思い始めていた Fanatec の Podium Steering Wheel Monte Carlo Rally。
先日、数時間だけ在庫が復活してる時にたまたまサイト見に行ってて、思わずゲットしてしまいました。(><)


レプリカの方では無く、スパルコの R383 に Fanatec のボタンボックスを付けたガチの方。2022-2023年の M-Sport Ford Puma Hybrid Rally1 WRCカー に装着されているものと基本同じモノ。本物のWRCマシンに装着されてるのと同じステアリングで走れるなんてロマン出まくりデス。

さすがにハイエンドの Podium シリーズだけあって、QR2 Wheel-Side もビレット削り出しの上のグレードのやつが付いてきました。バカみたいに高いので何個も買う気にはなりませんが、他のステアリングに付けてる黒いやつと比べて動きがスムーズで、高いだけはあるなと感心。

本物のR383。実車に付けても使えます

センターリボンはブルー。とてもキレイな色

RQ2もいつもの黒いやつではなくゴールド!

グリップもアルカンターラではなく、ホンモノのスエード。今までアルカンターラに何の不満も無かったんですが、スエード触っちゃったら目から鱗が... あの手に吸い付く様な感覚は他では味わえませんね。シッカリしてるのに固くないという不思議な握り心地にメロメロです。

Fanatecにしては珍しく、ボタン類はLEDで任意のカラーで光らせられます。Simagic の GT Neo と併用しても見劣りしないキレイな発色で現代的な仕様になったのはGood。ボタンやエンコーダーの感触も良好で、節度感があるわりに高周波の音が上手くカットされていて、高品質な感触になっています。

Fanatecらしからぬ光っぷり(笑)ウチのリグに入れても見劣りしません

M-Sportのロゴがプリントされてるあたりにガチみを感じる

モノ自体のクオリティはとても良いんですが、パッケージングその他では気になるところもいくつか...

まず、致命的なのがステアリングとPodiumハブを接続するM5の皿ボルトが付属していません。ユーザーが別途用意しておく必要があるみたいです。このことについては事前に全く説明が無く、箱を開けて始めて気づくってのが最悪。10万円超える製品でこんな雑な扱いされるとは思いませんでした。何より届いた日に組み立てが出来ない(使えない)ってのはかなりイラつかされましたね。

組み立て途中でボルトが足らんことに気がついた... orz

安価なレプリカの方にはボルト付属してるっていうんだから、必要性に気がついていないワケでは無いんですよね。バンドルに含めるのが当たり前だし、最悪でも購入時(or 購入前)に注意喚起すべきです。ステアリングが自社製じゃ無いからとか言い訳にもなりません。自社の商品としてパッケージングしてるんだからキチンと対処すべき。

次がシフトパドル。本物のRally1がパドル禁止されてるんでリアルっちゃリアルですけど、やはりシムやる上では無いと不便。付属しておいて「装着は任意で」ってして欲しかった。これまたレプリカの方にはパドル付いてるんで余計にガッカリ...

パドルが無い漢仕様(笑)後で追加購入します...

そして最後がラリーゲームとの関係性の低さ。ぶっちゃけこのステアリングのボタンやエンコーダーは最新のラリーゲームである EA WRC で全く使い所がありません。走行中に変更出来るパラメータが少ないのは EA WRC の問題かもしれませんが、別の機能を割り当てるにしろ専用のプリセットを用意しておくぐらいはしても良いんじゃない?
これはホイールベースにも言えることで、いまだに公式の推奨設定も出てこないし、FanaLabにも自前で登録しなきゃいけない状態のママ。

コース脇にFanatecのバナー出してる場合じゃないよ(´Д` )

ゲーム内ではバンバン Fanatec のバナーやロゴが飛び交っているのに、実際には Fanatec ならではの恩恵はゼロ。全く関連の無い Moza や Simagic と同じ扱いです。実際の利用シーンで「Fanatec 使ってて良かった」って思わせてほしいってのがユーザーの本音です。

まぁツラツラ書きましたが、製品そのものには全く問題無いどころか見た目のカッコよさ、クオリティの高さから大満足で一軍入り間違い無しのとても良いモノです。だからこそ「惜しい」と感じてしまう部分を書いておこうと。

ウチの一軍ラインナップ

今まで完全な丸型のステアリングはΦ300mmの CSL Elite WRC しか持ってませんでした。CSL はいわゆるエントリーグレードで、まぁそれなりというか、やはりクオリティの違いが触って分かってしまうのがステアリングの辛いところというか、どうしても差を感じてしまい、加えて小径の300mmだというのもあって最適じゃなくてもD型Φ320mmの ClubSport BMW を使ってしまっていました。

今回入手した Podium Monte Rally は高品質な丸型Φ330mmですから、その辺の穴も完全に埋められるってのが嬉しいところ。勿体ないけどトラック(ETS/ATS)にも最適です(笑)

これでフォーミュラー、箱レーシングカー、スポーツカー、ラリー、トラックと全方位、没入感を妨げないステアリングのラインナップが揃いました。ますますシム遊びが充実しますな。(^^)

2024/04/10

壊れた...

3日間ぐらい順調に使えていた Stream Deck ですが、突然壊れました...
会社から帰宅して PC を立ち上げたところボタンが真っ白(うっすらとロゴだけ表示されてる)になってしまいました。


謎なのがこの状態で放置すると周辺からジワジワ黒くなっていき、1時間程度でボタンが全て黒くなります。とはいえPCから認識はできず、設定したアイコンも表示されないまま...

イロイロ調べてみましたがソフト的な問題では無さそうなので、返品&交換することにしました。Amazonで買っておくと返品&交換が超ラクなので助かります。復帰を諦めてAmazonに交換オーダーしたのが故障が発現した日の夜中だったんですが、翌日には交換品届いて完全復旧しました。^^

2024/04/08

ボタンBOX(風)

モニター関連のモヤモヤが片付いて気持ち良くなり、勢いで Elgato Stream Deck XL を買っちゃいました。(意味不明)

発色も良く、アイコンもシャープ

まぁ、そのうち導入するつもりではいたんですが急ぐものでも無いし、プライムデーやブラックフライデーで安くなってたら買おうぐらいに考えてたハズが... 勢いってコワイ(笑)

この手の製品としては以前から Loupedeck Live をMacで使ってて、主に Lightroom の現像作業用で重宝してるんですが、今回はシム用ということもあり
 ・タッチ液晶よりリアルに押し込めるボタンがイイ
 ・ボタンの数は多ければ多い方がイイ
 ・ダイヤルは無くてもOK
 ・Loupedeck の設定アプリは分かりづらくてもうイジりたくない
等の理由から Stream Deck XL(ボタン32個!)を選択しました。

設置場所はココのつもりだったんだけど、トラック用の長いシフトノブがぶつかることが判明(笑)
両立するギリギリのポジションを探すのに時間がかかった...

とりあえず数日触ってみましたが、Loupedeck と比較して「かなりイイ」です。とにかく設定アプリが直感的でめちゃめちゃ使いやすい。そのうえプラグインが豊富で自分で作らなくても痒いとこに手が届く機能がバカスカ増やせます。

メイン画面はこんな感じでランチャー+システム関連のコントロール

触り始めて数時間でランチャー機能に加え、デスクトップとコクピットでモニターを一発で切り替えたり、音声出力先(スピーカー)もデスクトップとコクピットで切り替えたりが実現しました。無料でプラグインを公開してくれた作者サマに大感謝。
今までは右クリックでメニュー呼び出して、設定切り替えて、OKボタン押して... と何手も目視しながら手順を踏まないといけなかったのが、ほぼノールックのボタン一発で可能になったんですからQoL爆上がりです。

ETS/ATSを起動するとこの画面に自動切り替え。トラック系はまだまだボタンが必要なので複数ページになるかも...

ETS/ATS用のプラグインがあったのも好印象。各種操作系の機能が追加されるだけでなく、ゲーム内時刻や車速、ギヤ段数、目的地までの残距離、残燃料 等々リアルタイムで Stream Deck のボタンに表示することも可能なのでサブモニター的にも使えます。もともとトラックシムはレースシムに比べて必要なボタン数も多いので、トラック系では手放せないデバイスになりそうデス。

レース系はこんな感じ。ソフトによって使える機能、使えない機能があるので整理はこれから

レース系は走行時に必要な操作の大半はステアリング上で行えるのでトラック系ほど重要度は高くありませんが、ステアリングから溢れた機能の呼び出しや走行以外の機能(ESC や ALT+TAB 等)を使う時にはやはり重宝しそうです。キーボードやマウスは没入感にはマイナスなので、極力触らずに完結できる方向で設定していこうと考えてます。^^

実用的かつ見た目も良くなる ^^

「ボタンBOX風なモノがリグにくっ付いてたらカッチョイイな」的な不純な動機(笑)で導入した Stream Deck ですが、シム系のアイコンも充実してるし設定もし易いので、作り込みにドハマリしそうです。これはもぉ、別ジャンルの遊びだな。^^


2024/04/02

やっぱり気にナル...

当初、無視するつもりだったトリプルモニターのスキマ&段差問題。
やはり毎日使ってると気になり始めます。モニタースタンドの組付けをやり直したり、ワッシャ噛まして調整してみたんですが、うまくいきません。
トリプルモニターのスタンドってガッシリしてることが前提なので微細な調整は超苦手。緩んだ状態でイイ感じになっても本締めすると位置が動いてしまってやり直し...

この段差が...

そもそもVESAマウントがただの鉄板で、一切の調整が出来ないんだからイイ感じになんてなるワケがありません。毎晩こんなコトやってたので筋肉痛&寝不足でもぉヘロヘロ。
さすがに現在の機材ではどうにもならんなと諦め、微調整が可能なVESAマウントってのは無いものかと調べたところ、速攻で見つかりました(笑)
しかもモニタースタンドと同じTrak Racer製。こんな便利なモノあるなら最初からセットにしといてヨ... (T_T)

左がスタンド付属のVESAマウント。右が今回買った可変調整VESAマウント

暫く試行錯誤を繰り返したあとなので写真見ただけで欲しかった機能が全て入ってることが分かります。高さ・傾き・回転・横位置の微調整が工具不要で出来るスグレモノですよコレ。速攻で3点セットをポチ。

ってなワケでまたまたモニタースタンド組み直しです(毎週やってるw)!
マウントの形状が変わるので今回は高さ方向の組付けからやり直し。前回はモニターの湾曲率に翻弄されて最終的に目測でテキトーに組み付けましたが、水平器&デジタル分度器を導入してスタンドのアーム角度やモニターの水平もキチンと計測して組み上げました。


湾曲モニターは角度が測りづらいので、糸張って計測

ついでのついでに、前回モニター隣接の最大の障壁となった「モニター下部の出っ張り」も対策。乱暴な方法ですが削ってしまおうと... ^^;;
最初は穴空いたり、基盤とか出てきたらイヤだったので普通のヤスリで人力でシコシコ削ってたんですが、ある程度進めてこの出っ張りはタダの装飾でプラの塊だというコトが判明したので、その後は Black Decker のサンダーアタッチメントで一気に削りトバしてやりました(笑)

持ってて良かった、電動工具♪

キレイに削れました〜

予想通りこのVESAマウントすげー優秀。モニターに固定するパーツとスタンドに固定するパーツが分離するので、最初の位置決めもモニターのスタンド設置も安心・簡単。そして工具不要でミリ単位の微調整が出来る幸せ。今までの苦労は何だったの? と思うぐらい簡単にセッティング完了。モニター&リグの配線もやり直しちゃうぐらい余裕でした。
こっちがモニター側

こっちがスタンド側。ネジ留めする前にモニター引っ掛けておけるのでスゲー楽

3枚のモニターの液晶面がツライチとなり、ようやく納得の仕上がりになりました。前後に重ねた時よりベゼル幅が太くなっちゃいますが全然OK。個人差があると思いますが、私はベゼル幅より前後の段差の方が気になるタイプの様デス。ベゼルに関してはASUSのベゼルフリーキット(32インチ湾曲は非対応だけど...)の在庫が復活してたんで後日試してみます。^^