2023/11/12

分かっちゃいたけど

コルセアのゲーミングチェアが壊れました...
何度調整してもすぐに一番低い状態になってしまいます。高さ調整のシリンダーがヌケてしまった様です。3年弱でコレってのはちょっとガッカリ。

まぁシリンダーはアマゾンで2、3千円で売ってるので交換修理することは可能なんですが、そもそも数年使って「やはりゲーミングチェアは合わない」と感じていたので、サックリ買い替えることにしました。

ちなみに何が「合わなかった」のかと言うと、「ほぼ全て」です(笑)
段階式のリクライニングも駄目だったし、背中が丸まる背もたれの形状もNG、何よりバケットシートを模した肩当てのせいで胸が閉じ、正しい姿勢が作れないのが何より辛かった。

まぁもともと興味本位で試してみたかったってのと、ゲーム部屋作った時は他にも買うものが沢山あって少しでも費用を抑えたいってのがあって本気モードで椅子選んだわけでは無かったので、いつか買い替えるとは思ってたんですが予想より1、2年早かったかなという印象。

ってなワケでゲーミングチェアとはすっぱり縁を切って、ワーキングチェアに切り替えることにしました。会社ではハーマンミラーのアーロンチェアとオカムラのバロンを使ってるんですが、やはりハーマンミラーが格上。会社と同じアーロンチェアでは面白くないので、今まで試す機会が無かったハーマンミラーのエンボディチェアを導入することにしました。

長く使うモノなので思い切って新品(20万前後を想定)買うつもりだったんですが、ここ2〜3年でやたら値上がりした様で公式サイトでは27万円前後のプライスに... 世の中何でも値上がりですが数年で7万近い値上がりはエグイ。嫌な時代になったもんだ... (´Д` )

サスガに相性も分からない椅子にこの金額は出せないので、希望の色(黒フレーム)は諦めて中古(白フレーム)で購入することにしました。ハーマンミラーのワーキングチェアは10年保証が示す通り長期間使う前提で設計されてるので中古でもヘタれはほとんど感じません。

以前の記憶で12〜13万円と予想して中古サイトを見てビックリ。6万円前後でエンボディチェアがゴロゴロしてます。リモートワークが一般化してオフィスを引き払う会社も増えた関係なんですかね? 弾数も豊富で値段も想定の半額。色のことなんか忘れてご機嫌でポチれました(笑)


購入したのは2010年製の白フレーム/グレー生地のモデル。13年前のものとは思えない綺麗な状態でヘタリ/ヤレ感もほぼ感じません。まぁそもそもエンボディチェアって一般的なメッシュやウレタンと違う特殊な構造で作られてるので座面や背もたれに関してはヘタリようが無い構造なんですが、アームレストなんかもピカピカでかなり良い個体が引けました。^^

座り心地は「極上」。広い座面と適切なカーブの背もたれで耐圧分散されとても快適。調整機構が豊富で自分ピッタリにアジャストできるのも最高。アーロンチェアと違って外周部にフレームが無いのでどこかが当たって痛いなんてことも皆無です。

特徴的なピクセルサポート。これにより柔軟かつしっかり支えるを両立している。

座面の位置を前後できる椅子は多いが、座面の長さが調整出来るのは珍しい。

エンボディチェア独自の構造体も私には合ってるようです。背もたれ(特に肩甲骨より上)は柔軟で軽いストレッチが出来るぐらい身体に追従して動くのがめっちゃ快適。
秀逸なのが座面。樹脂の構造体で構成されていてキチンと体重を受け止めるのに柔軟で、固くもなく柔らかくもないといった言語化するのが非常に難しい感触。とりあえず断言出来るのは今まで座った全ての椅子の中でコレが一番好き。

座面裏。メッシュやウレタンは使用せず、4種の構造体を重ねてでクッションを実現している。

アーロンチェアを10年以上使ってきた経験からすると、アーロンチェアのネガを片っ端から取り除いた結果がエンボディチェアなんじゃないかなと感じました。「ココに座れ」と強制してくるのでは無く、座ると自然にスッと身体を支えて正しい姿勢を楽に維持するのがハーマンミラーのワーキングチェアの真骨頂だと思ってるんですが、エンボディチェアでソレが極まった感がありますね。


コレが中古とはいえ6万前後で買えるとは、良い時代になりましたね(笑)