2024/05/16

こんなタイミングですが...

Fnatec 倒産しちゃいましたね。
昨年末あたりからガタガタしていてキナ臭い状況ではあったんですが、ブランドも顧客も確立してるし、新製品も発売したばかりだし、何だかんだ言いながらも継続すると思ってたんですが、創業者の首切ってあっさり倒産しちゃいました。

まぁ事業そのものはコルセアが引き継ぐということなので、株主だけが一方的に損をする形で我々ユーザーへの影響は大きく無さそうというのが救いでしょうか。

ってなワケで今後しばらく不安定な状況が続きそうだったので、今のウチにというコトで ClubSport DD+ をポチっちゃいました(笑)


会社ツブれたのに買うか? と同僚には呆れられましたが、サポートはコルセアが引き継ぐわけだし、そもそもダイレクトドライブのハンコンってそんなに壊れるモノでもありません。加えて世界的に見ればコルセアに引き継がれて安泰とも言えますが、日本において今まで通り流通するかは不透明(代理店販売で日本法人が無い)ですし、仮に日本での販売が継続したとしてもガッツリ値上げしてくる可能性も否定できませんよね?

というか、DD+は去年発表された時から買う気マンマンだったんですヨ。世に数多あるDDハンコンですが、PlayStation プラットフォームに正式に対応しているのは現時点でも Fanatec だけ。そこが新たに投入するPS対応の最上位モデルですから、そりゃ買うだろうと盛り上がってました。

だったんですが、蓋を開けたら日本で予約受付開始したのは DD Extream とか言うグランツデザインのハンドルがセットになって無駄に値段が高いイラナイセットのみ。暫く待ってればハンドル抜きの DD+ 単品販売が始まるだろうと様子を見てたら、出荷遅れで炎上→現金なくて会社潰れそう→銀行の指示で創業者を首切り→結局倒産→コルセアが引き継ぎ と怒涛の展開ですヨ。^^;;

で、コルセア引き継ぎとなった時点で前述の不安(流通&価格)が頭を持ち上げまして、もう DD Extream でイイやと公式サイト見に行ったところ、シレっといつの間にか DD+ 単品販売が始まってて、無事 DD+ 単品購入に至ったと。^^

左がDD+、右がGT DD Pro

DD+ は出力15NmのPS対応ダイレクトドライブハンドルベースです。今までのGT DD Proがブーストキット付けて8Nmだったので大幅なパワーアップ。シャフトは最初っからQR2。ハンドル側のQR2化は完了しているので準備はバッチリ。FFBの通信プロトコルもダイレクトドライブ前提で設計し直したFullForceという新しいプロトコルが組み込まれている様ですが、コチラはゲーム側の対応待ちで現在試せるものがありませんでした。

本体の全長はかなり長くなっていますが、その分突出しているシャフトが短くなっているので本体後端からの差では1cm程度しか長くなっていません。コクピット上のハンドル位置を変えずに(モニターは2cmほど遠くなったけど)ちゃんと設置できました。

QR2のシャフトまで含めると全長は1cm程度しか変わっていない

ACアダプターは更に巨大に...

DDUのマウントネジ穴もピッチが変わっていないのでそのまま転用可能。本体固定用のネジもそうですが、こういったところ無闇に変えて来ないのは好印象ですね。^^

で、実際に走ってみての感想ですが、さすが15Nm。バカみたいにハンドル重くなりますw。何も設定せずにACCでいきなりニュルのGPコース行ったら第一コーナー(ヘアピン)曲がりきれませんでした(笑)。

とりあえずFFB強度を75%まで下げたところ、GT DD Proよりは重いけどちゃんと走れる状態に。最初に気づいたのがタイヤのゴム感の向上。キチンとゴム(タイヤ)を捻って歪ませて曲げている感触が得られます。DD Proでも少〜し感じることは出来たんですが、DD+では明確に感じることが出来ました。

ロードインフォメーションが途切れない点もDD Proとの違いとしては大きいですね。強い横Gがグーッとかかった状態でも路面のツブツブを同時に感じることが出来ます。今までだと大きな入力があると小さな入力が消えちゃってたんですが、DD+は両方が同居してます。

大きな差という程ではありませんが、ゼブラを踏んだ時なんかのインフォメーションの立ち上がり・収束がシャープになってる気もします。この辺の効果はグラベルだとより顕著になるので後日EA WRCで再確認ですね。

ついでにグランツ7でも走ってみましたが、コッチのほうがACCより明確に違いが分かりました。今までロードインフォメーションが希薄でスベスベの路面を走ってる様な感触だったGT7で初めて路面を感じることが出来ました。とはいえFFBのクオリティがACCほど良く無いのであくまでGT7としてですが... ^^;;

コクピットの見た目はほとんど変わらず

とりあえず初日に確認できたのはこんなところ。設定を全然追い込んでいない状態でコレですから、良い方向にまだまだ化ける可能性を感じれましたね。暫くは設定の追い込みで楽しめそうです。^^

じゃあ GT DD Pro からの買い替えを推奨するか? ってぇとソコは別。フォーミュラーのリアリティを追求するとかでなければDD Proの8Nmで不足を感じることはほとんど無いと思います。実際私も15Nmの最大出力は使って無いし今後も必要にはならないでしょう。DD+にしたからといってタイムが上がるワケでもありません。

私みたいにレースそっちのけでタイムアタックでコースやクルマの感触を楽しんでる様な変態さんには手放しでオススメしますが、普通にレースを楽しみたいって人なら DD Pro で十二分に楽しめると思います。

DD+にして変わることの大半は微細な感触の部分で、しかも劇的な変化では無く、DD Proと同じ方向性でディテールがより精細になったというレベルのもの。あえてDD+を選ぶかはソコに価値を見出すかどうかという「趣味」の世界のハナシになると思います。

この辺の密度感がタマラン(笑)

値段は高いし、違いは重さ以外は分かりづらいモノばかりなので万人向けの製品とは言えませんが個人的には大満足。将来的には各ソフトがFullForceに対応して更に化ける可能性にも期待してます。ネジコンの時代からステアリングインフォメーションに拘ってコントローラーを買い替え続けた身としては、ようやくココまで来たかと感慨もひとしおデス。^^


2024/04/24

グ〜ルグル(ス〜リスリ)

先日、Monte Carlo Rally を買った時に「ラインナップ完成」的なコトを書きましたが、舌の根も乾かないウチにまたハンドル買っちゃいました(笑)


形状的にはH型、D型、丸型と揃って、本気であの時点ではコンプリートしたつもりになってたんですが、その後数日間ETS/ATSやってるうちにフツフツと「トラック専用に一本欲しい」となってしまって... (^^;;

と言うのも、トラック運転する時ってレースやラリーと違ってグローブせずに素手でハンドル握るんですよね。トラックってロックtoロックが5回転なこともあって、頻繁にクルクル/スリスリするんですけど素手でそんなことやってるとスエードが痛む(ヘタる)んじゃないかと心配になってきちゃったンですよ。

ウチにある中では一番高価いハンドルだし、本業(WRC)でヘタるならまだしも、副業(ETS/ATS)でヘタるのは勿体ないなと。^^;;

この3つのエンコーダーが派手に手にぶつかる...

加えて、Monte Carlo Rally のボタンボックスってちょっと前に飛び出す形状で、ラリーなら全然問題無いんですが、トラックで持ち替えつつスリスリなんてやると結構な頻度で手に当たるんですね。不快だし勢いでボタンボックス壊してしまったら目も当てられないじゃないですか?

まぁ一番の理由は「交差点や車庫でもっとデカいハンドルをグ〜ルグル/スリスリ〜したい!」なんですけどね(笑)

Monte Carlo Rally より直径で2cm大きいだけだけど握った印象は全然違う

ってなワケで、Fanatecで最大径となるφ350mmの ClubSport Wheel Rim Classic 2 をポチってしまいました。丸型、大径、表革、ボタン無しと今回の条件にバッチリ合います。
このハンドル自体はそんなに高いモノでは無いんですが、Podiumハブ、QR2、パドルが馬鹿高くて総額は結構イイ値段になっちゃいました。こんなコトなら値上げ前に決断しておけば良かった... (T_T)

コイツらが高いんだ... orz

高くない割にはクオリティは上々。金属部分の加工も丁寧で上質だしグリップの革もサラサラでとても触り心地が良く、剛性もしっかりしてるので「良いモノ触ってる」感が手からバシバシ伝わってきます。

造りはかなり良い。シンプルな見た目だけど上質さで迫力が出てる (^^)

特に金属部の加工はかなり美しい

今回のハンドルはボタンが全く無いので、ライト・ワイパー・ウインドウ開閉・イグニッション・スターター・パーキングブレーキ・トレーラー脱着・オートクルーズ・左右確認といった機能類は全て Stream Deck でカバー。唯一ウインカーレバー代わりにパドルを付けて、左右ウインカーだけはハンドル側で操作出来る様にしました。

トラック専用なので待望のハンドルスピンナーも装着。装着は一工夫して付属のクランプベルトを使わず、スポークの穴にダイレクト装着。スリスリしてる時にクランプが手に当たるとめっさ痛いし、クランプを長時間付けてるとグリップ痛めそうなのでこの装着方法はアリでしょう(見た目はあまり良くないけど...)。これで思う存分グ〜ルグルを楽しめます。

本来はコレでグリップを挟んで固定するんだけど手に当たるのでゴミ箱行き!

スポークの穴にシンデレラフィット ^^;;

とりあえず昨夜ATSで3箇所に配送してみましたが、結果は上々。直角コーナーが圧倒的に曲がりやすくなりました。ハンドルの握りが細めで大口径なのも雰囲気バッチリ。クラシカルな見た目もケンワースのW900に絶妙に似合うので、ニヤニヤが止まりませんデシタ(笑)

変な見た目だけど最高に使い易い (^^)v

今度こそ一軍ラインナップ完成ですね(?)。


2024/04/13

本物っっ!!!

いつ見に行っても売り切れで、もぉ日本に入って来ないんじゃないか? と思い始めていた Fanatec の Podium Steering Wheel Monte Carlo Rally。
先日、数時間だけ在庫が復活してる時にたまたまサイト見に行ってて、思わずゲットしてしまいました。(><)


レプリカの方では無く、スパルコの R383 に Fanatec のボタンボックスを付けたガチの方。2022-2023年の M-Sport Ford Puma Hybrid Rally1 WRCカー に装着されているものと基本同じモノ。本物のWRCマシンに装着されてるのと同じステアリングで走れるなんてロマン出まくりデス。

さすがにハイエンドの Podium シリーズだけあって、QR2 Wheel-Side もビレット削り出しの上のグレードのやつが付いてきました。バカみたいに高いので何個も買う気にはなりませんが、他のステアリングに付けてる黒いやつと比べて動きがスムーズで、高いだけはあるなと感心。

本物のR383。実車に付けても使えます

センターリボンはブルー。とてもキレイな色

RQ2もいつもの黒いやつではなくゴールド!

グリップもアルカンターラではなく、ホンモノのスエード。今までアルカンターラに何の不満も無かったんですが、スエード触っちゃったら目から鱗が... あの手に吸い付く様な感覚は他では味わえませんね。シッカリしてるのに固くないという不思議な握り心地にメロメロです。

Fanatecにしては珍しく、ボタン類はLEDで任意のカラーで光らせられます。Simagic の GT Neo と併用しても見劣りしないキレイな発色で現代的な仕様になったのはGood。ボタンやエンコーダーの感触も良好で、節度感があるわりに高周波の音が上手くカットされていて、高品質な感触になっています。

Fanatecらしからぬ光っぷり(笑)ウチのリグに入れても見劣りしません

M-Sportのロゴがプリントされてるあたりにガチみを感じる

モノ自体のクオリティはとても良いんですが、パッケージングその他では気になるところもいくつか...

まず、致命的なのがステアリングとPodiumハブを接続するM5の皿ボルトが付属していません。ユーザーが別途用意しておく必要があるみたいです。このことについては事前に全く説明が無く、箱を開けて始めて気づくってのが最悪。10万円超える製品でこんな雑な扱いされるとは思いませんでした。何より届いた日に組み立てが出来ない(使えない)ってのはかなりイラつかされましたね。

組み立て途中でボルトが足らんことに気がついた... orz

安価なレプリカの方にはボルト付属してるっていうんだから、必要性に気がついていないワケでは無いんですよね。バンドルに含めるのが当たり前だし、最悪でも購入時(or 購入前)に注意喚起すべきです。ステアリングが自社製じゃ無いからとか言い訳にもなりません。自社の商品としてパッケージングしてるんだからキチンと対処すべき。

次がシフトパドル。本物のRally1がパドル禁止されてるんでリアルっちゃリアルですけど、やはりシムやる上では無いと不便。付属しておいて「装着は任意で」ってして欲しかった。これまたレプリカの方にはパドル付いてるんで余計にガッカリ...

パドルが無い漢仕様(笑)後で追加購入します...

そして最後がラリーゲームとの関係性の低さ。ぶっちゃけこのステアリングのボタンやエンコーダーは最新のラリーゲームである EA WRC で全く使い所がありません。走行中に変更出来るパラメータが少ないのは EA WRC の問題かもしれませんが、別の機能を割り当てるにしろ専用のプリセットを用意しておくぐらいはしても良いんじゃない?
これはホイールベースにも言えることで、いまだに公式の推奨設定も出てこないし、FanaLabにも自前で登録しなきゃいけない状態のママ。

コース脇にFanatecのバナー出してる場合じゃないよ(´Д` )

ゲーム内ではバンバン Fanatec のバナーやロゴが飛び交っているのに、実際には Fanatec ならではの恩恵はゼロ。全く関連の無い Moza や Simagic と同じ扱いです。実際の利用シーンで「Fanatec 使ってて良かった」って思わせてほしいってのがユーザーの本音です。

まぁツラツラ書きましたが、製品そのものには全く問題無いどころか見た目のカッコよさ、クオリティの高さから大満足で一軍入り間違い無しのとても良いモノです。だからこそ「惜しい」と感じてしまう部分を書いておこうと。

ウチの一軍ラインナップ

今まで完全な丸型のステアリングはΦ300mmの CSL Elite WRC しか持ってませんでした。CSL はいわゆるエントリーグレードで、まぁそれなりというか、やはりクオリティの違いが触って分かってしまうのがステアリングの辛いところというか、どうしても差を感じてしまい、加えて小径の300mmだというのもあって最適じゃなくてもD型Φ320mmの ClubSport BMW を使ってしまっていました。

今回入手した Podium Monte Rally は高品質な丸型Φ330mmですから、その辺の穴も完全に埋められるってのが嬉しいところ。勿体ないけどトラック(ETS/ATS)にも最適です(笑)

これでフォーミュラー、箱レーシングカー、スポーツカー、ラリー、トラックと全方位、没入感を妨げないステアリングのラインナップが揃いました。ますますシム遊びが充実しますな。(^^)

2024/04/10

壊れた...

3日間ぐらい順調に使えていた Stream Deck ですが、突然壊れました...
会社から帰宅して PC を立ち上げたところボタンが真っ白(うっすらとロゴだけ表示されてる)になってしまいました。


謎なのがこの状態で放置すると周辺からジワジワ黒くなっていき、1時間程度でボタンが全て黒くなります。とはいえPCから認識はできず、設定したアイコンも表示されないまま...

イロイロ調べてみましたがソフト的な問題では無さそうなので、返品&交換することにしました。Amazonで買っておくと返品&交換が超ラクなので助かります。復帰を諦めてAmazonに交換オーダーしたのが故障が発現した日の夜中だったんですが、翌日には交換品届いて完全復旧しました。^^

2024/04/08

ボタンBOX(風)

モニター関連のモヤモヤが片付いて気持ち良くなり、勢いで Elgato Stream Deck XL を買っちゃいました。(意味不明)

発色も良く、アイコンもシャープ

まぁ、そのうち導入するつもりではいたんですが急ぐものでも無いし、プライムデーやブラックフライデーで安くなってたら買おうぐらいに考えてたハズが... 勢いってコワイ(笑)

この手の製品としては以前から Loupedeck Live をMacで使ってて、主に Lightroom の現像作業用で重宝してるんですが、今回はシム用ということもあり
 ・タッチ液晶よりリアルに押し込めるボタンがイイ
 ・ボタンの数は多ければ多い方がイイ
 ・ダイヤルは無くてもOK
 ・Loupedeck の設定アプリは分かりづらくてもうイジりたくない
等の理由から Stream Deck XL(ボタン32個!)を選択しました。

設置場所はココのつもりだったんだけど、トラック用の長いシフトノブがぶつかることが判明(笑)
両立するギリギリのポジションを探すのに時間がかかった...

とりあえず数日触ってみましたが、Loupedeck と比較して「かなりイイ」です。とにかく設定アプリが直感的でめちゃめちゃ使いやすい。そのうえプラグインが豊富で自分で作らなくても痒いとこに手が届く機能がバカスカ増やせます。

メイン画面はこんな感じでランチャー+システム関連のコントロール

触り始めて数時間でランチャー機能に加え、デスクトップとコクピットでモニターを一発で切り替えたり、音声出力先(スピーカー)もデスクトップとコクピットで切り替えたりが実現しました。無料でプラグインを公開してくれた作者サマに大感謝。
今までは右クリックでメニュー呼び出して、設定切り替えて、OKボタン押して... と何手も目視しながら手順を踏まないといけなかったのが、ほぼノールックのボタン一発で可能になったんですからQoL爆上がりです。

ETS/ATSを起動するとこの画面に自動切り替え。トラック系はまだまだボタンが必要なので複数ページになるかも...

ETS/ATS用のプラグインがあったのも好印象。各種操作系の機能が追加されるだけでなく、ゲーム内時刻や車速、ギヤ段数、目的地までの残距離、残燃料 等々リアルタイムで Stream Deck のボタンに表示することも可能なのでサブモニター的にも使えます。もともとトラックシムはレースシムに比べて必要なボタン数も多いので、トラック系では手放せないデバイスになりそうデス。

レース系はこんな感じ。ソフトによって使える機能、使えない機能があるので整理はこれから

レース系は走行時に必要な操作の大半はステアリング上で行えるのでトラック系ほど重要度は高くありませんが、ステアリングから溢れた機能の呼び出しや走行以外の機能(ESC や ALT+TAB 等)を使う時にはやはり重宝しそうです。キーボードやマウスは没入感にはマイナスなので、極力触らずに完結できる方向で設定していこうと考えてます。^^

実用的かつ見た目も良くなる ^^

「ボタンBOX風なモノがリグにくっ付いてたらカッチョイイな」的な不純な動機(笑)で導入した Stream Deck ですが、シム系のアイコンも充実してるし設定もし易いので、作り込みにドハマリしそうです。これはもぉ、別ジャンルの遊びだな。^^


2024/04/02

やっぱり気にナル...

当初、無視するつもりだったトリプルモニターのスキマ&段差問題。
やはり毎日使ってると気になり始めます。モニタースタンドの組付けをやり直したり、ワッシャ噛まして調整してみたんですが、うまくいきません。
トリプルモニターのスタンドってガッシリしてることが前提なので微細な調整は超苦手。緩んだ状態でイイ感じになっても本締めすると位置が動いてしまってやり直し...

この段差が...

そもそもVESAマウントがただの鉄板で、一切の調整が出来ないんだからイイ感じになんてなるワケがありません。毎晩こんなコトやってたので筋肉痛&寝不足でもぉヘロヘロ。
さすがに現在の機材ではどうにもならんなと諦め、微調整が可能なVESAマウントってのは無いものかと調べたところ、速攻で見つかりました(笑)
しかもモニタースタンドと同じTrak Racer製。こんな便利なモノあるなら最初からセットにしといてヨ... (T_T)

左がスタンド付属のVESAマウント。右が今回買った可変調整VESAマウント

暫く試行錯誤を繰り返したあとなので写真見ただけで欲しかった機能が全て入ってることが分かります。高さ・傾き・回転・横位置の微調整が工具不要で出来るスグレモノですよコレ。速攻で3点セットをポチ。

ってなワケでまたまたモニタースタンド組み直しです(毎週やってるw)!
マウントの形状が変わるので今回は高さ方向の組付けからやり直し。前回はモニターの湾曲率に翻弄されて最終的に目測でテキトーに組み付けましたが、水平器&デジタル分度器を導入してスタンドのアーム角度やモニターの水平もキチンと計測して組み上げました。


湾曲モニターは角度が測りづらいので、糸張って計測

ついでのついでに、前回モニター隣接の最大の障壁となった「モニター下部の出っ張り」も対策。乱暴な方法ですが削ってしまおうと... ^^;;
最初は穴空いたり、基盤とか出てきたらイヤだったので普通のヤスリで人力でシコシコ削ってたんですが、ある程度進めてこの出っ張りはタダの装飾でプラの塊だというコトが判明したので、その後は Black Decker のサンダーアタッチメントで一気に削りトバしてやりました(笑)

持ってて良かった、電動工具♪

キレイに削れました〜

予想通りこのVESAマウントすげー優秀。モニターに固定するパーツとスタンドに固定するパーツが分離するので、最初の位置決めもモニターのスタンド設置も安心・簡単。そして工具不要でミリ単位の微調整が出来る幸せ。今までの苦労は何だったの? と思うぐらい簡単にセッティング完了。モニター&リグの配線もやり直しちゃうぐらい余裕でした。
こっちがモニター側

こっちがスタンド側。ネジ留めする前にモニター引っ掛けておけるのでスゲー楽

3枚のモニターの液晶面がツライチとなり、ようやく納得の仕上がりになりました。前後に重ねた時よりベゼル幅が太くなっちゃいますが全然OK。個人差があると思いますが、私はベゼル幅より前後の段差の方が気になるタイプの様デス。ベゼルに関してはASUSのベゼルフリーキット(32インチ湾曲は非対応だけど...)の在庫が復活してたんで後日試してみます。^^



2024/03/21

18速

ここ数日ATSでアメトラの18速ミッションをマニュアルで運転する練習をしてます。ATSは移動距離が長いのでオートマだと退屈で居眠り運転しちゃうので、その対策です(笑)

いやぁ難しいっすわ18速。ってかレンジ・スプリッター全般が難しい。特に4Hから5Lに行く/戻る時はレンジスイッチとスプリッタースイッチの両方を操作するので混乱しまくり。

しばらくハンドルのボタンを各スイッチに割り当てて練習してたんですが、ハンドル切ってるとボタン押せなかったり、もろもろ不便なので夕べアマでトラック用のシフトノブをポチっちゃいましたw

側面にスプリッタースイッチ、前面にレンジスイッチ。形状もナイスでとても操作しやすい。シフトノブ先端に付いてるオマケボタンはクルコン起動に設定しました。

Fanatec の ClubSport Shifter SQ v1.5 にピッタリのΦ12mm用なので、差し替えてイモネジ2本止めるだけの簡単装着。ノブにレンジ用、スプリッター用のトグルスイッチが用意されてるので変速関連の操作はすべて片手で可能。トグルスイッチなので触るだけで今HなのかLなのか、レンジがONなのかOFFなのかが把握できるので慣れれば強力な武器になりますネ。

最近、レースシムはシフター使わずパドルで変速してるのでこのシフターはトラックシム専用にしちゃいましょう。

シフトノブ自体の交換は簡単だったんですが、このシフトノブ、スプリッタースイッチを親指で操作する関係上、右シフト専用となっています。
ウチのリグは国産車に合わせて左シフトで組んでいたので、リグを半分分解してシフター&サイドブレーキを運転席の右側に移動することになり半日がかりの大工事になりました。^^;;

ここまでは順調だったんだけど、この後のリケーブルと左側の組み直しで悩みまくるハメに...

「シフターを左から右に移動する」って文字で書くと簡単ですが、シフター周りのアルミ部材はすべて分解して組付け直す必要があるし、今まで運転席右側にはキーボードとマウスがあったのでコレも何とかしなくちゃいけない。サイドブレーキはシフターの右側面に固定していたのでコレも分解して反対側に移設。ケーブル関連も配線し直しでPCから遠ざかるので経路含めて工夫が必要。何より狭い部屋に無理矢理ねじ込んだコクピットで、乗り降りする位置を果たして反対側にすることが出来るのか... 等々、考えたり試したり調整したりを繰り返し、6時間かけて何とか形にすることができました(疲

StreamDeckを買ったらココに設置(予定)。今はタバコ置き場(笑)

カップホルダーも設置。前面の切り欠きのおかげでコーヒーカップも置ける。^^

最後まで頭を悩ませたのがめちゃくちゃ長いキーボードの台。予想通り反対側に移設すると、乗降に十分なスペースが確保できず左右ともに乗降出来なくなりました(笑)
結局、余剰部材で超コンパクトなキーボード台を新設したんですがコイツが大正解。乗り降りが過去イチやりやすくなりました。

余剰パーツでコンパクトなKB台を新設。

アームはもともとのKB台のモノを利用。

ヘッドトラッキングカメラとしてiPhoneを使ってるので、マグネット充電台もステーを作って良さげな場所に移動。

台がコンパクトなのでKBが浮いてるみたいでカッコイイ♪

反対側には余剰パーツで超コンパクトマウス台を設置。

他にも細かな問題を2〜3片付け、レースシム・トラックシム両対応のとても満足いくコクピットが出来上がりました♪ (^^)v

新コクピット全景。今までとはシフター&サイドブレーキとKB&iPhoneの位置関係が逆転しました。