2016/12/17

不思議なイヤフォン

iPhone7最大の問題はイヤフォンジャックが無くなってしまったというコト。
寒いこの時期はアラウンドイヤータイプのヘッドホン Sony MDR-1RBT を使ってるので問題無いんですが、夏場は暑くてちょっとイヤ... 今年の夏使ってた有線タイプの SHURE SE215SE は iPhone7では使えない。

てなワケで夏の準備には早いですが(汗)Amazonで評判の良かった TaoTronics TT-BH07 というBluetooth 4.1 対応の無線カナルイヤフォンを買ってみました。なんとお値段 2,699円!(爆)

まぁ普段なら激安イヤフォンなんて買わないんですが、あまりにも Amazonレビューの評判がイイので気になって、ついポチっちゃいました。^^;;

まずシクジりなんですが、このイヤフォン apt-X には対応してるんですが AAC には未対応でした。結構 iPhone 系のブログで紹介されてたしレビューを見ても音が良い系のレビューが多かったので勝手に AAC 対応だろうと思いこんでたんですが実は未対応。なので iPhone との接続の場合コーデックは SBC を使うことになってしまいます。

パッケージ内容は結構豪華で、本体に加えキャリングポーチ、充電用USBケーブル、イヤーピース3種、イヤーフック3種が付属。取説も日本語対応。

本体は BTイヤフォンとしてはかなり小さめで装着しちゃえば自分自身も外から見ても普通のイヤフォンしてる様にしか見えません。
3ボタンのマイク内蔵リモコン装備で、電源ON/OFFからボリューム調整、曲送り/戻し、再生/停止、電話受発信が可能。
本体はBTイヤフォンとしてはかなりコンパクト。
リモコンはマイク内蔵の3ボタン。充電用のMicro USB端子もココ。

秀逸なのが本体にマグネットが内蔵されていて、左右のイヤーピースを繋げることが出来ます。これにより未使用時、首から下げていてもイヤーピースがプラップラせず保持することが可能になります。ポーチに収納する時も繋げおくとケーブルが絡まらず、次回使用時に快適だし何より断線の確率が下げられますネ。^^
マグネットで左右合体! これスゴく良いアイデア。^^

で、早速視聴してみたんですが何というか不思議な印象のサウンドです。
値段も値段だしコーデックも SBC なのでやはりダイナミックレンジは狭いですネ。全ての音を鳴らしきってる印象は皆無。低音はかなりブーストされていて音源に忠実とは言い難いです。低音がブーストされているせいもあって相対的に中域が下がってる印象。トーンカーブはいわゆるドンシャリに近いカーブになっていると思われます。

しかし不快かと言うとコレが全くそんなことが無いんですヨ。
音の分離が良く(レンジは狭いけど)クリアでヌケの良い鳴り方のせいで、安物イヤフォンにありがちなコモリ感や濁った感じが皆無。極端な言い方かもしれませんがBAドライバかと疑ったぐらい音のツブ立ちがキレイ。ヌケの良さが起因しているのか高音も耳に刺さる様な不快な鳴り方はせず適切に耳に届いてきます。
BT4.1なのでイヤフォンの電池残量もステータスバーに表示される。

結果として、コンパクトだけど通勤時の視聴レベルでは必要充分で且つ気持ちの良い視聴が実現しているという... もっと良いモノは世の中に沢山あるんだけどコレで不満かと問われると考えてしまうという不思議な視聴感を持たされることになります。^^;;

MDRやSHUREと比べると確かに音数は減ってるし、空間的にも狭くなってるのに不快じゃないと言うか、逆に気持ちよく感じる時もあるという... 何なんだろコレ?(笑)
気に入らなければ息子にあげちゃえばイイやと思ってたんですが、もうちょっと使ってみたくなるというか、今はあげるの惜しいというか... 分かります? この感じ? ^^;;

聴くジャンルによって評価は大きく別れますが、強調された低音さえ気にならなければかなり満足できるイヤフォンだと思います。値段も安いしネ(重要)。
私の場合ロック&HR:6、ブルース:3、ジャズ:1という割合なので相性はイイのかも。もう暫く使ってみて継続利用するか、BTレシーバでSE215を無線化するか考えようと思います。