2024/08/01

犬たちの森

 今日はたまたま嫁さんと休みが被ったのでムーアを連れて「つくば犬たちの森ドッグラン・キャンプ場」に行ってきました。ムーアはクラブマンに乗るのは初めて。私も名古屋から乗って帰ってきて以来で初めてのドライ路面。^^


「つくば犬たちの森」はかすみがうら市にあるドッグランとキャンプ場を併設した施設で高速降りてスグという立地の良さで以前から一度訪ねてみたいと目をつけてたトコ。お隣には「かすみがうらドッグ&サイクルキャンプ場」という別の施設があり、コチラもドッグラン、MTBコース、キャンプ場が併設されていて、それぞれ定休日がズレているので2施設合わせてほぼ「いつでもご近所キャンプ」が可能な状態。




そんなに広くはありませんが、森の中に複数のドッグランとテントサイトが混在してるので犬連れでお気楽にキャンプするには良さそうな場所です。今日も街中は結構暑かったですが、森の中は木陰も多く、流れる風がキモチ良くかなり快適にすごすことが出来ました。まぁ夏場の森の中なので蚊が多いのでベストシーズンは寒くなりかけた時期だとは思いますが。^^;;

今日は下見の体だったのでキャンプ道具は持ち込まず、ドッグランで1〜2時間遊んでその後はクラブマンを堪能すべくドライブモードにチェンジ。すぐ近くに筑波山があるので、フルーツライン→表筑波スカイラインの定番コースを流してみましたが、かなり面白いです>クーパーD。



スポーツモデルではありませんが、ミニファミリー特有の重たくクイックなステアリング、低いロールセンターにストロークの短い脚がワインディングにベストマッチ。そこにディーゼルならではのブッ太いトルクが加わり、上りのタイトターンが兎に角面白い!(速いではなく、面白いってとこがミソ)

ヤバい領域の全然手前でこれだけFunを味わえるならワタシ的には大満足。常識的な速度域でこれだけワインディング楽しめるクルマってとこが絶妙ですね。そういう意味ではキャラクターは全然違いますが、目指してる方向はロードスターと似たモノを感じました。私の中ではスポーツカーは速いクルマでは無く、運転が楽しいクルマであるべきだと思ってるので、そういう意味でクラブマンはかなり好みの一台だということが確信できました。^^


一通りワインディングを堪能した後は山を下りて近所のドッグカフェでランチ。犬連れだと食事出来る場所も限定されるのでドッグカフェは大助かり。涼しい店内で美味しいご飯が貰えてムーアも大満足。ウチの地域は犬好きには住みよい地域だと以前から思っていましたが、ここ数年、以前にも増して犬好き向けの施設や設備が充実した気がします。もぉいっそのコト、犬の街として徹底的にやっちゃえばイイんじゃないですかね?(笑)

2024/07/17

とうとう買ってしまった

ミニ クラブマン納車しましたっっっ!!!
F54のLCI1(1回目のマイチェンモデル)クーパーDです。


色はペッパーホワイト一択。ブラックルーフ、ブラックアルミ、LCI1で変更されたクーパーグレードの全面メッキルーバーのフロントグリル、ユニオンジャックテールレンズがマストの装備要件だったのでクルマ探しは狭き門でした。

今回はクーパーグレードの顔がマストだったのでクーパーSやJCWは最初から対象外。動力性能や2本出しのバルブ内蔵マフラーには後ろ髪惹かれましたが顔面優先のルッキズム仕様です(笑)


購入後に後付しようと考えていたボンネットストライプやミラーキャップ、カバナのシートカバーまで最初から付いてたのはラッキー。前のオーナーさんとは気が合いそうです♪
オールドミニの時代から長モノ(カントリーマンとかエステートとか)のミニが好きで、「いつかは乗りたい」と思い続けて30年以上。

モデルチェンジでクラブマンが消滅してしまったこと、F54 LCI1の中古相場がかなり手が出しやすい金額になっていること、XVのリースが満了すること 等の条件が重なり、今回乗り換えることになりました。(^^)

XVのリース満了が迫っていたのであまり時間の無い中でのクルマ探しだったんですが、条件に合う車両は東京周辺に限定すると、そんなに多くなく、有っても見に行く段取りをしてるあいだに売れてしまったりで無駄に時間が過ぎてしまい、結局、名古屋にあった車両を現物確認もせずに写真だけでポチっちゃいました。^^;;

ってなワケで先日の月曜日に新幹線で名古屋までクラブマンを迎えに行ってきました(初対面)。
自宅まで陸送してもらうことも可能だったんですが、嫁と2人で迎えに行っても輸送費より安上がりだし、いきなりロングドライブ決め込んでミニ成分を堪能してやろうと、ウッキウキで名古屋に一泊して火曜日に帰ってくる予定を組んだんですが...


東海地方は月曜午後〜火曜午前にかけて災害レベルの大雨。進行方向の街に避難勧告が出てるし、観光なんて雰囲気じゃありませんデシタ(泣)
昼過ぎには浜名湖周辺は雨も止んだのでちょろっとだけ撮影しましたが帰宅リミットだったので時間をかけての撮影は断念。細かいトコまで撫で回す様に撮影するのは後日に持ち越しデス。
一旦は落ち着いた雨も帰路に付いたら雨雲に追いついてしまった様で、結局静岡中部から自宅までズッと豪雨の中での強行軍でした。


まぁ納車2日目にして極限テストができたのでソレはソレで良かったのかも。
過酷な路面状況でのスタビリティの高さや、車内の快適性の確保、単眼式であまり評判の良くないACCの予想以上の優秀さなど、もろもろ確認することが出来て信頼度は一気に高まりましたね。

で、肝心のクルマの話ですがF54かなりイイです。
取り回しのしやすいコンパクトなサイズながら実用的なラゲッジがあり、小さいクルマに乗りたいけど我慢したくないってワガママに100%答えてくれるパッケージング。

エンジンは2Lの4気筒ターボディーゼル。馬力は150PSとおとなしめだけど、1,750rpmから発生する350Nmの最大トルクは刺激十分。不用意にアクセル踏み込むとバカみたいな勢いでダッシュします。トルコンATの滑ってる感じも皆無でぶっ太いトルクと合わせて登り坂も平地感覚。燃費も高速中心の昨日はいきなり20km/L近くを叩き出して驚かせてくれました。


車体性能は流石のBMW。ミシリとも言わない剛性感の塊の様なシャシーはストロークが短いなりに良く動く脚をしっかり支えていて、ミニらしさと乗り心地の良さを上手くバランスさせています。ステアリングは過剰なぐらいクイックですが、かなり重い味付けによって不用意な挙動は生まない様にしています。この味付けと太いステアリングホイールとの相性もバツグンで、ほんと隅々まで考え抜いて作られてるなと感心させられますネ。


内装はクオリティが高いだけでなく、独特の世界観をもってデザインされておりクルマに趣味性を求める層にはビシビシ響きます。個人的には最近のシンプル&ミニマルなインテリアが大嫌いなので、ハイテクを装備しつつも運転中操作する機能はアナログインターフェイスで行うという、この世代のミニのインテリアは理想的。

エアコンやパーキングブレーキの操作までタッチ液晶に集約して嬉しいのってメーカーだけ(コスト的に)ですよね? 運転中に変更が必要なパラメーターは手探りで変更できる様にしておくっていうパッシブセーフティの大原則に忠実なF系のミニのインテリアは今後ますます評価されていくと思います。

見た目性能は言わずもがなですよネ。
色も装備も理想的なモノを選んでいるので褒めるトコしかありません(笑)
LCI1に拘ったのは正にココを重視したからで、横桟グリルも真ん丸デイライト&ウインカーもユニオンジャックのテールレンズも全部お気に入り。



クラブマンの特徴である観音開きのテールゲートも木枠のカントリーマンの頃からの憧れだし、黄ばんだソリッドホワイト(ペッパーホワイト)も大好きなボディカラー。NCロードスター買う時もカッパーレッドにするかマーブルホワイトにするか最後まで悩みました。(^^;;



膨張色のソリッドホワイトを引き締めるブラックのルーフやアルミホイール、ボンネットストライプも良い仕事してます。ミニとしては大型の真っ赤なテールレンズもペッパーホワイトとの相性バツグンだし、どの角度から見ても「好きっ」しか出てきません。

ヘロヘロになりつつ自宅に到着。エンジン切ってドア開けると...
足元ライトにミニのロゴ。こういうトコが好きなんじゃぁぁあ!

暫く車趣味(リアル)は封印してシム道を邁進してましたが、流石にミニとなるとジッとしてられません。休日引きこもりを返上して外出欲がフツフツと湧いてきました(笑)


2024/05/16

こんなタイミングですが...

Fnatec 倒産しちゃいましたね。
昨年末あたりからガタガタしていてキナ臭い状況ではあったんですが、ブランドも顧客も確立してるし、新製品も発売したばかりだし、何だかんだ言いながらも継続すると思ってたんですが、創業者の首切ってあっさり倒産しちゃいました。

まぁ事業そのものはコルセアが引き継ぐということなので、株主だけが一方的に損をする形で我々ユーザーへの影響は大きく無さそうというのが救いでしょうか。

ってなワケで今後しばらく不安定な状況が続きそうだったので、今のウチにというコトで ClubSport DD+ をポチっちゃいました(笑)


会社ツブれたのに買うか? と同僚には呆れられましたが、サポートはコルセアが引き継ぐわけだし、そもそもダイレクトドライブのハンコンってそんなに壊れるモノでもありません。加えて世界的に見ればコルセアに引き継がれて安泰とも言えますが、日本において今まで通り流通するかは不透明(代理店販売で日本法人が無い)ですし、仮に日本での販売が継続したとしてもガッツリ値上げしてくる可能性も否定できませんよね?

というか、DD+は去年発表された時から買う気マンマンだったんですヨ。世に数多あるDDハンコンですが、PlayStation プラットフォームに正式に対応しているのは現時点でも Fanatec だけ。そこが新たに投入するPS対応の最上位モデルですから、そりゃ買うだろうと盛り上がってました。

だったんですが、蓋を開けたら日本で予約受付開始したのは DD Extream とか言うグランツデザインのハンドルがセットになって無駄に値段が高いイラナイセットのみ。暫く待ってればハンドル抜きの DD+ 単品販売が始まるだろうと様子を見てたら、出荷遅れで炎上→現金なくて会社潰れそう→銀行の指示で創業者を首切り→結局倒産→コルセアが引き継ぎ と怒涛の展開ですヨ。^^;;

で、コルセア引き継ぎとなった時点で前述の不安(流通&価格)が頭を持ち上げまして、もう DD Extream でイイやと公式サイト見に行ったところ、シレっといつの間にか DD+ 単品販売が始まってて、無事 DD+ 単品購入に至ったと。^^

左がDD+、右がGT DD Pro

DD+ は出力15NmのPS対応ダイレクトドライブハンドルベースです。今までのGT DD Proがブーストキット付けて8Nmだったので大幅なパワーアップ。シャフトは最初っからQR2。ハンドル側のQR2化は完了しているので準備はバッチリ。FFBの通信プロトコルもダイレクトドライブ前提で設計し直したFullForceという新しいプロトコルが組み込まれている様ですが、コチラはゲーム側の対応待ちで現在試せるものがありませんでした。

本体の全長はかなり長くなっていますが、その分突出しているシャフトが短くなっているので本体後端からの差では1cm程度しか長くなっていません。コクピット上のハンドル位置を変えずに(モニターは2cmほど遠くなったけど)ちゃんと設置できました。

QR2のシャフトまで含めると全長は1cm程度しか変わっていない

ACアダプターは更に巨大に...

DDUのマウントネジ穴もピッチが変わっていないのでそのまま転用可能。本体固定用のネジもそうですが、こういったところ無闇に変えて来ないのは好印象ですね。^^

で、実際に走ってみての感想ですが、さすが15Nm。バカみたいにハンドル重くなりますw。何も設定せずにACCでいきなりニュルのGPコース行ったら第一コーナー(ヘアピン)曲がりきれませんでした(笑)。

とりあえずFFB強度を75%まで下げたところ、GT DD Proよりは重いけどちゃんと走れる状態に。最初に気づいたのがタイヤのゴム感の向上。キチンとゴム(タイヤ)を捻って歪ませて曲げている感触が得られます。DD Proでも少〜し感じることは出来たんですが、DD+では明確に感じることが出来ました。

ロードインフォメーションが途切れない点もDD Proとの違いとしては大きいですね。強い横Gがグーッとかかった状態でも路面のツブツブを同時に感じることが出来ます。今までだと大きな入力があると小さな入力が消えちゃってたんですが、DD+は両方が同居してます。

大きな差という程ではありませんが、ゼブラを踏んだ時なんかのインフォメーションの立ち上がり・収束がシャープになってる気もします。この辺の効果はグラベルだとより顕著になるので後日EA WRCで再確認ですね。

ついでにグランツ7でも走ってみましたが、コッチのほうがACCより明確に違いが分かりました。今までロードインフォメーションが希薄でスベスベの路面を走ってる様な感触だったGT7で初めて路面を感じることが出来ました。とはいえFFBのクオリティがACCほど良く無いのであくまでGT7としてですが... ^^;;

コクピットの見た目はほとんど変わらず

とりあえず初日に確認できたのはこんなところ。設定を全然追い込んでいない状態でコレですから、良い方向にまだまだ化ける可能性を感じれましたね。暫くは設定の追い込みで楽しめそうです。^^

じゃあ GT DD Pro からの買い替えを推奨するか? ってぇとソコは別。フォーミュラーのリアリティを追求するとかでなければDD Proの8Nmで不足を感じることはほとんど無いと思います。実際私も15Nmの最大出力は使って無いし今後も必要にはならないでしょう。DD+にしたからといってタイムが上がるワケでもありません。

私みたいにレースそっちのけでタイムアタックでコースやクルマの感触を楽しんでる様な変態さんには手放しでオススメしますが、普通にレースを楽しみたいって人なら DD Pro で十二分に楽しめると思います。

DD+にして変わることの大半は微細な感触の部分で、しかも劇的な変化では無く、DD Proと同じ方向性でディテールがより精細になったというレベルのもの。あえてDD+を選ぶかはソコに価値を見出すかどうかという「趣味」の世界のハナシになると思います。

この辺の密度感がタマラン(笑)

値段は高いし、違いは重さ以外は分かりづらいモノばかりなので万人向けの製品とは言えませんが個人的には大満足。将来的には各ソフトがFullForceに対応して更に化ける可能性にも期待してます。ネジコンの時代からステアリングインフォメーションに拘ってコントローラーを買い替え続けた身としては、ようやくココまで来たかと感慨もひとしおデス。^^


2024/04/24

グ〜ルグル(ス〜リスリ)

先日、Monte Carlo Rally を買った時に「ラインナップ完成」的なコトを書きましたが、舌の根も乾かないウチにまたハンドル買っちゃいました(笑)


形状的にはH型、D型、丸型と揃って、本気であの時点ではコンプリートしたつもりになってたんですが、その後数日間ETS/ATSやってるうちにフツフツと「トラック専用に一本欲しい」となってしまって... (^^;;

と言うのも、トラック運転する時ってレースやラリーと違ってグローブせずに素手でハンドル握るんですよね。トラックってロックtoロックが5回転なこともあって、頻繁にクルクル/スリスリするんですけど素手でそんなことやってるとスエードが痛む(ヘタる)んじゃないかと心配になってきちゃったンですよ。

ウチにある中では一番高価いハンドルだし、本業(WRC)でヘタるならまだしも、副業(ETS/ATS)でヘタるのは勿体ないなと。^^;;

この3つのエンコーダーが派手に手にぶつかる...

加えて、Monte Carlo Rally のボタンボックスってちょっと前に飛び出す形状で、ラリーなら全然問題無いんですが、トラックで持ち替えつつスリスリなんてやると結構な頻度で手に当たるんですね。不快だし勢いでボタンボックス壊してしまったら目も当てられないじゃないですか?

まぁ一番の理由は「交差点や車庫でもっとデカいハンドルをグ〜ルグル/スリスリ〜したい!」なんですけどね(笑)

Monte Carlo Rally より直径で2cm大きいだけだけど握った印象は全然違う

ってなワケで、Fanatecで最大径となるφ350mmの ClubSport Wheel Rim Classic 2 をポチってしまいました。丸型、大径、表革、ボタン無しと今回の条件にバッチリ合います。
このハンドル自体はそんなに高いモノでは無いんですが、Podiumハブ、QR2、パドルが馬鹿高くて総額は結構イイ値段になっちゃいました。こんなコトなら値上げ前に決断しておけば良かった... (T_T)

コイツらが高いんだ... orz

高くない割にはクオリティは上々。金属部分の加工も丁寧で上質だしグリップの革もサラサラでとても触り心地が良く、剛性もしっかりしてるので「良いモノ触ってる」感が手からバシバシ伝わってきます。

造りはかなり良い。シンプルな見た目だけど上質さで迫力が出てる (^^)

特に金属部の加工はかなり美しい

今回のハンドルはボタンが全く無いので、ライト・ワイパー・ウインドウ開閉・イグニッション・スターター・パーキングブレーキ・トレーラー脱着・オートクルーズ・左右確認といった機能類は全て Stream Deck でカバー。唯一ウインカーレバー代わりにパドルを付けて、左右ウインカーだけはハンドル側で操作出来る様にしました。

トラック専用なので待望のハンドルスピンナーも装着。装着は一工夫して付属のクランプベルトを使わず、スポークの穴にダイレクト装着。スリスリしてる時にクランプが手に当たるとめっさ痛いし、クランプを長時間付けてるとグリップ痛めそうなのでこの装着方法はアリでしょう(見た目はあまり良くないけど...)。これで思う存分グ〜ルグルを楽しめます。

本来はコレでグリップを挟んで固定するんだけど手に当たるのでゴミ箱行き!

スポークの穴にシンデレラフィット ^^;;

とりあえず昨夜ATSで3箇所に配送してみましたが、結果は上々。直角コーナーが圧倒的に曲がりやすくなりました。ハンドルの握りが細めで大口径なのも雰囲気バッチリ。クラシカルな見た目もケンワースのW900に絶妙に似合うので、ニヤニヤが止まりませんデシタ(笑)

変な見た目だけど最高に使い易い (^^)v

今度こそ一軍ラインナップ完成ですね(?)。


2024/04/13

本物っっ!!!

いつ見に行っても売り切れで、もぉ日本に入って来ないんじゃないか? と思い始めていた Fanatec の Podium Steering Wheel Monte Carlo Rally。
先日、数時間だけ在庫が復活してる時にたまたまサイト見に行ってて、思わずゲットしてしまいました。(><)


レプリカの方では無く、スパルコの R383 に Fanatec のボタンボックスを付けたガチの方。2022-2023年の M-Sport Ford Puma Hybrid Rally1 WRCカー に装着されているものと基本同じモノ。本物のWRCマシンに装着されてるのと同じステアリングで走れるなんてロマン出まくりデス。

さすがにハイエンドの Podium シリーズだけあって、QR2 Wheel-Side もビレット削り出しの上のグレードのやつが付いてきました。バカみたいに高いので何個も買う気にはなりませんが、他のステアリングに付けてる黒いやつと比べて動きがスムーズで、高いだけはあるなと感心。

本物のR383。実車に付けても使えます

センターリボンはブルー。とてもキレイな色

RQ2もいつもの黒いやつではなくゴールド!

グリップもアルカンターラではなく、ホンモノのスエード。今までアルカンターラに何の不満も無かったんですが、スエード触っちゃったら目から鱗が... あの手に吸い付く様な感覚は他では味わえませんね。シッカリしてるのに固くないという不思議な握り心地にメロメロです。

Fanatecにしては珍しく、ボタン類はLEDで任意のカラーで光らせられます。Simagic の GT Neo と併用しても見劣りしないキレイな発色で現代的な仕様になったのはGood。ボタンやエンコーダーの感触も良好で、節度感があるわりに高周波の音が上手くカットされていて、高品質な感触になっています。

Fanatecらしからぬ光っぷり(笑)ウチのリグに入れても見劣りしません

M-Sportのロゴがプリントされてるあたりにガチみを感じる

モノ自体のクオリティはとても良いんですが、パッケージングその他では気になるところもいくつか...

まず、致命的なのがステアリングとPodiumハブを接続するM5の皿ボルトが付属していません。ユーザーが別途用意しておく必要があるみたいです。このことについては事前に全く説明が無く、箱を開けて始めて気づくってのが最悪。10万円超える製品でこんな雑な扱いされるとは思いませんでした。何より届いた日に組み立てが出来ない(使えない)ってのはかなりイラつかされましたね。

組み立て途中でボルトが足らんことに気がついた... orz

安価なレプリカの方にはボルト付属してるっていうんだから、必要性に気がついていないワケでは無いんですよね。バンドルに含めるのが当たり前だし、最悪でも購入時(or 購入前)に注意喚起すべきです。ステアリングが自社製じゃ無いからとか言い訳にもなりません。自社の商品としてパッケージングしてるんだからキチンと対処すべき。

次がシフトパドル。本物のRally1がパドル禁止されてるんでリアルっちゃリアルですけど、やはりシムやる上では無いと不便。付属しておいて「装着は任意で」ってして欲しかった。これまたレプリカの方にはパドル付いてるんで余計にガッカリ...

パドルが無い漢仕様(笑)後で追加購入します...

そして最後がラリーゲームとの関係性の低さ。ぶっちゃけこのステアリングのボタンやエンコーダーは最新のラリーゲームである EA WRC で全く使い所がありません。走行中に変更出来るパラメータが少ないのは EA WRC の問題かもしれませんが、別の機能を割り当てるにしろ専用のプリセットを用意しておくぐらいはしても良いんじゃない?
これはホイールベースにも言えることで、いまだに公式の推奨設定も出てこないし、FanaLabにも自前で登録しなきゃいけない状態のママ。

コース脇にFanatecのバナー出してる場合じゃないよ(´Д` )

ゲーム内ではバンバン Fanatec のバナーやロゴが飛び交っているのに、実際には Fanatec ならではの恩恵はゼロ。全く関連の無い Moza や Simagic と同じ扱いです。実際の利用シーンで「Fanatec 使ってて良かった」って思わせてほしいってのがユーザーの本音です。

まぁツラツラ書きましたが、製品そのものには全く問題無いどころか見た目のカッコよさ、クオリティの高さから大満足で一軍入り間違い無しのとても良いモノです。だからこそ「惜しい」と感じてしまう部分を書いておこうと。

ウチの一軍ラインナップ

今まで完全な丸型のステアリングはΦ300mmの CSL Elite WRC しか持ってませんでした。CSL はいわゆるエントリーグレードで、まぁそれなりというか、やはりクオリティの違いが触って分かってしまうのがステアリングの辛いところというか、どうしても差を感じてしまい、加えて小径の300mmだというのもあって最適じゃなくてもD型Φ320mmの ClubSport BMW を使ってしまっていました。

今回入手した Podium Monte Rally は高品質な丸型Φ330mmですから、その辺の穴も完全に埋められるってのが嬉しいところ。勿体ないけどトラック(ETS/ATS)にも最適です(笑)

これでフォーミュラー、箱レーシングカー、スポーツカー、ラリー、トラックと全方位、没入感を妨げないステアリングのラインナップが揃いました。ますますシム遊びが充実しますな。(^^)