2020/07/17

物欲が止まらない(カメラ買いましたw)

突然ですが、Nikon Z50を買ってしまいました(汗)
Z6/7が出た時には全然食指が動かず、何だったら「ミラーレスもZマウントも(手を出すには)まだ早い」と否定的なこと言ってたんですが、突然のマウント追加です。笑

液晶フィルムやら保護フィルターやらSDXCカードやらで盛り沢山...

いや、以前からDXのカメラは一台買い足したいとは思ってたんですヨ。D7100(DX)からD750(FX)に乗り換えた時に何が困ったって、今まで300mm相当で使えてた70-200 f/2.8 VR IIが突然テレ端200mmになっちゃった事。

当たり前っちゃ当たり前なんですけど、ワンコ撮りでこの100mmの差は想像してたより大きかった。なので前からD500の価格チェックは怠らず「いつかは買い増しを...」と考えていたんですが、2台持ちするにはサイズも値段もヘビーでなかなか思い切れませんデシタ(DXレンズも全部放出しちゃったしね)。

そんなトコに出てきたのがコレ。ポジションとしてはZマウントの入門機という位置付けだと思うんですが、D3xxx/5xxx系と違って撮影時に必要なボタン類やコマンドダイヤルを省略しなかったコト、極小ボディなのにガッツリ握れるグリップ、本気で使えるEVFってあたりにニコンのZ50にかける本気度を感じました。

極小軽量ボディなのでストラップはPeak DesignのCUFFにしてみました ^^

Dシリーズよりニコワンに近いサイズ感。

ボディよりレリーズが一段高くなってるあたりにニコンの操作に関する拘りが感じられる。
サブコマンドダイヤルもあるし、三角カンが付属してるってことは中級機なのか?

FnボタンもZ6/7と同じ2ボタン。グリップも深くて握りやすい。

実はネットニュースでZ50が発表された時には全く興味が沸かなかったんですヨ。「まぁ入門機も必要だよね(俺には関係ないや)」ぐらいの感想。^^;;
それが販売が始まって店頭で触ってみてビックリ。コレは本気で使えるDXミラーレスだぞと。確かに操作系の感触はチープで値段なりといった部分はあるんですが、撮影には全く支障はありませんし、必要なものが必要なだけ用意されてることが嬉しかった(以前D5300からD7100に買い替えたのは撮影に集中できる操作系が欲しかったから)。

これがメイン機だったらまた印象は違うのかもしれませんが、D750メインのサブ機として見た場合にはホント理想的。D750を持ち出すのは躊躇するような時に気軽に持ち出せるサイズ・重量。FXではフォローがシンドい望遠側に有利なDXセンサー、最大11コマ/秒の連写性能でお互い食い合わずに苦手なトコを相互補完する様な運用を期待してます。

D750と並べるとミニチュアの様な小ささ。^^;;

ボディの薄さの割に巨大なグリップ。これがイイっ!

ボディは小さいのにマウントはZ50の方がデカいっていう... ^^;;
フランジバックが薄いのでセンサーが近いのも特徴。

レンズフードや裏ぶたが別売りってあたりは何とかして欲しかった。
せっかくキットで買ってるのに買い足すモノが多くてちょいウンザリ。(´Д` )

今回奮発してWレンズキットを購入したんですが、このキットレンズ2本も秀逸。プラマウントでF値も暗めのチープなレンズなんですが画質はキレッキレ。開放からかなり優秀なキレとヌケで、それが中心部だけでなく周辺部まで高解像に写し出すあたりが新世代のレンズといったところ。この写りが無かったらサブ機購入には至りませんでしたネ。

特に望遠ズームのNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRの写りには驚かされます。375mm相当のテレ端でも解像感、コントラストともに優秀で買わないと後悔するレベル。当初予算の関係で本体+16-50のレンズキットを買うつもりだったんですが、50-250の出来が素晴らしすぎたので無理して(FTZ購入を諦めて)Wレンズキットにしたぐらい。

NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
解像力は単焦点並と言っても過言じゃない。

D750+45mm単と同程度の奥行きで375mm相当の望遠レンズが持ち歩ける幸せ。

画質では50-250に一歩譲りますが標準ズームのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRも個性的で高性能。格納状態ではパンケーキレンズの様なコンパクトさでありながらVR(手ブレ補正)内蔵で標準域(24-75mm相当)をフルカバー。しかもレンズ単体重量はたったの135g。Z50の「らしさ」を際立たせるレンズです。

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
このサイズで24-75mm相当、手ブレ補正内蔵って驚異的。

沈胴式なので使用時には前玉を繰り出すんだけど、その姿も可愛らしい。^^

このキットレンズ2本には開発者の戦略的思想(選択と集中)が色濃く出ていると思います。
チープなプラマウントも軽量化を推し進めるため。暗めのF値は向上した高感度耐性を活かしてISO値を上げればイイじゃないと。確かに柔らかなボケは犠牲にしたかもしれませんが、そういうのは単焦点レンズに求めることだし、重要視したのはボケよりもズバ抜けた解像感と周辺画質だというのがヒシヒシと感じられます。

しかもこの2本、結構寄れるんです。なので背景の整理やボケは腕さえあればカバー出来るだろ? と試されてる節すら... ^^;;;;
このあたりの思い切りの良さは数年前のニコンでは感じられなかった部分で、Zマウントへの信頼や期待の大きさが現れてるんじゃないでしょうかね。

液晶はチルト式。中心軸がズレないのでバリアングルより好き。

SnapBridgeでスマホとは常時接続(Bluetooth)。
撮った写真は自動的に同期されるので撮影後にSNSにアップするのがスッゴい楽。

今回予算の都合でFTZ(ZマウントにFレンズを装着するマウントアダプター)購入は見送ったんですがキャッシュバックキャンペーンの最中なのでキャッシュバック待ちで後日入手しようと考えてます。70-200/2.8、60/2.8 Micro、50/1.8あたりとの組み合わせが楽しみデスね。

会社帰りに16-50でサッと一枚。かなり暗い状況だったんですがこのヌケとキレ。
D750と比べても一皮むけた様なクリアな撮像。これが超コンパクトなDX機で撮れるんだから恐ろしい時代になったもんだ(笑)