2019/06/07

MadStad Adjustable Windshield System

アフリカツインはBMW R1200GSやTriumph Tigerと並んで3大アドベンチャーなんて呼ばれ、この3台は事ある毎に比較されます。

値段が違うんで比較するのもどうかと思うんですけど、だいたいそういう時に話題になるのがクルコンと可変ウインドシールド。他の2台にはあってアフリカツインだけ付いてないと...
クルコンはちょっと後付ってワケにはいかないので諦めるとして、可変ウインドシールドは以前から欲しかったし、社外品でどうにかなるんじゃない? ってなわけでネットで物色してみました。

純正シールドの高さを可変にするキットがBonsai Motoから販売されてるのを見つけたんだけど、あんまりカッコ良くない... ^^;;
それにどうせシールド交換するなら純正シールドでちょっと不足を感じてた横方向の風絶ちを補いたかったのでとりあえずスルー。

日本語検索では上記以外は見つからなかったので英語検索に切り替えて探索したところMadStad EngineeringからAdjustable Windshield Systemという製品が出ていることを発見! 公式サイトに行って詳細読み込んでみるとかなり優秀。高さに加えて角度も無段階で調整可能。


シールド自体は強度、透明度に優れた4.5mm厚のキャストアクリル製。純正含めた大半のシールドはポリカーボネート製で軽いんだけど柔らかくて、洗車するだけで傷が付いちゃうんでアクリル採用は嬉しいポイント。

純正シールドと比べて横方向に拡大されてて、腕〜肩にかけての防風性能向上を期待できるデザイン。シールドの大きさは3段階から、透明度も4段階から選択可能。
シールドを車体からあえて浮かすことでシールド裏の巻き込みを軽減してるのも「分かってる」って感じ(アフリカツインの純正シールドも同じ理由で穴が開いてる)。


問題は国内での取り扱いが皆無ってトコ...
小一時間悩んだけどコレに代わる製品は見つけられなかったし、去年のGIVI取り寄せ(イタリアのショップから)と比べたらMadStadはフロリダの会社なのでトラブっても英語だし、まぁ何とかなるだろう(笑)と個人輸入で取り寄せることにしました。

MadStad製品は米国のショップ経由では無く、公式サイトから直接注文できます。海外発送もOK。輸送はUSPS(ちょっと心配 ^^;;)。支払いはPayPalが使えたのでかなり障壁は低かったですネ。
発注から発送までが14日、発送から8日で自宅に到着しました。以前と比べるとUSPSもかなり細かくトラッキング出来る様になっていて不安になることはありませんでした。(^^;;


ということで待つこと3週間。無事に到着したので早速取り付け♪
米国基準でいけば身長172cmは小さいグループなので、シールドは一番小さい18インチ/色はClearで発注しました。高さ45cmなのでシールド自体の高さは純正シールドとほぼ同じ。

透明なので重ねても分かりづらい... ^^;;

取り付けは純正のウエルナットをMadStad製のモノに変えることから。MadStad製のウエルナットは裏に金属のフラットワッシャが入っているタイプ。ブラケット固定に使うので耐荷重を増やす必要があったんでしょうネ。
ウエルナット交換はちょっと緊張。難しいワケでは無いんだけど、落とすとカウル分解しなきゃいけなくなるので慎重に作業。特に下側の2つは表面からしかアクセス出来ないうえにクリアランスがギリギリ。ボルトを通して持ち手にしながらなんとか交換。嫌な汗かきました。^^;;;

こんな感じでボルトをネジこんで、慎重に...

左がMadStad製、右が純正。

無事、4つとも摘出できました... (^^;;

ウエルナット交換さえ出来てしまえば後は簡単。純正ブラケットに可変システムのブラケットを固定。可変ブラケットにアルミクロスバーと専用シールドを取り付ければ作業完了。

交換したウエルナットに可変ブラケットとクロスバーを装着。

シールドを装着したら完成〜。

シールドの可変機構は高さ55mm、角度15°の範囲で無断階調整可能という優秀システム。装着後の印象は、一番低くした時でも純正より50mm程度高くなるのでシールド上端が視線に入って(座高で印象が変わるので「自分の場合は」だけど...)ちょっと気になるかな。角度付けて寝かしてしまうか、10mmぐらい高くすれば気にならないんだけどね。

可変幅は静止画じゃ分かりづらいのでGIFアニメ作ってみました。^^;;

一番高い位置にすると視界は完全にシールド越し。他社のラージスクリーン並の高さになるし幅もかなり広いので防風効果は期待出来ます。他社製の様にシールドそのものが長くなるわけでは無いので見た目が間延びした感じにならないのもGood。(^^)

性能も大事なんだけど見た目も大事ですよね。このシールドシステム、ゴツいブラケットを介してカウルから浮いてる姿がラリーマシンの様で最高にカッコイイ。取説には風の当たり具合を見ながら角度を調整してくれ的なコトが書いてあるんですが、性能度外視でラリーマシンの様に直立させたくなります(笑)

このメカメカしたとこが好き♪

顔周りのボリュームが増えて精悍な印象になったデショ。(^^)

ラリーマシンと言えば、このシステムには25mmΦのゴツいアルミクロスバーが付いてるとこもポイント高いですネ。標準の細いクロスバーより強度的にも安心だし、一般的なハンドルバーと同じ太さなのでハンドルバー装着を想定してるホルダーなら大抵組み付けられます。実用考えてスマホホルダーを付けたけど、ココにマップホルダーやラリーコンピュータ付けたらカッコイイだろうなぁ(笑)

太さが全然違う。標準は細くて使いづらかった...

RAMマウントとの相性もバッチリ。

RAMマウントは基台のデザインが... orz

アフリカツインも台数増えてきたので、個性出したいとこなんだけど完成度高すぎてイジる場所少ないのが悩みの種なんですが、シールド交換は見た目へのインパクトも大きいし性能向上も期待できるので良いカスタムでした。国内未発売のパーツなんで街走ってても他車と被らないのも高ポイントっす。(^^)v